2018年5月19日土曜日

研究助成まとめ2

今年度内の博士論文の提出・学位授与に目処が付きそうになく、学振PDの申請を見送ることにしました。
代わりにいくつか助成に出すことを検討しています。
当座、先週1件応募しました。もういくつか応募するつもりですが、あまりこのような書類を書くのは得意ではなく。どれか採択されれば良いのですが、どうなることやら。
いくつか、目についた助成をまとめました。

【環境研究】

・住友財団 環境研究助成
  1. サイト  http://www.sumitomo.or.jp/
  2. 募集期間 2018年度は4月15日から6月30日まで(※ただし、データ送信が6月7日まで。)
  3. 助成期間 2018年11月~2019年10月
  4. 助成金額 最大500万円(総額7,500万円、助成件数50件程度)
  5. 備考   大学にポジションのある研究者向けと思われる。(旭硝子も・・)
・香川県宇多津町学術研究助成事業
  1. サイト https://www.town.utazu.lg.jp/chosei/chosei/jyoseihojo/gakujutsukenkyu/
  2. 募集期間 2018年5月15日(火)~6月15日(金)
  3. 助成期間 助成決定年度の2月末まで
  4. 助成金額 1研究あたり原則として15万円以内
  5. 備考   対象となる研究について

>宇多津町内の自然環境及び生態を対象とする分野
>宇多津町内の歴史、文化、社会、産業等を対象とする分野
>宇多津町のまちづくりに関連する分野
>その他宇多津町に直接関係する研究分野

⇒調査地が香川県内ということもあり、メモ。

・一般社団法人 環境情報科学センター
「環境分野を対象とする助成事業を行っている団体」
http://www.ceis.or.jp/ceisfoundation.html

【その他】

・公益財団法人 吉田秀雄記念事業財団
  1. サイト  http://www.yhmf.jp/activity/aid/index.html
  2. 募集期間 2017年12月1日~2018年1月10日
  3. 助成期間 2018年4月1日~2019年3月10日 ※単年研究の場合
  4. 助成金額 50万円以内 ※単年研究の場合
・一般財団法人 山岡記念財団「日独の若者文化・ライフスタイルの研究」
  1. サイト  https://yamaoka-memorial.or.jp/event/2018/02-01.html
  2. 募集期間 2017年11月30日(木)必着
  3. 助成期間 2018年4月1日~2019年1月31日
  4. 助成金額 30万円
・一般社団法人 日本建築学会「研究助成等一覧」
https://www.aij.or.jp/subsidy.html

建築、都市研究向けの助成リストです。

前回のエントリはこちらから。
2017年3月25日「研究助成まとめ」
http://r-mawatar1.blogspot.jp/2017/03/blog-post.html

2018年5月15日火曜日

学会非会員でも投稿できる(?)論文雑誌(和文)

ご無沙汰しております。新年度が始まり、気づいたら1ヶ月半経っていました……。

論文を投稿する際、雑誌を刊行する学会の会員になっていないと投稿できない場合が多いと思います。
非会員でも論文を投稿できる和文雑誌(かつ投稿料のかからなそうな雑誌……)をわかる範囲でまとめました。
『ソシオロゴス』は投稿する際に投稿料として3000円、また論文掲載料として15000円徴収されるので、このエントリでは取り上げていません。


  • 雑誌:『相関社会科学』
  • 機関:東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻
  • 投稿期限:2018年6月20日(水)
  • 投稿資格:記載無し?
  • 分野:「相関社会科学は、社会科学の基礎領域である、法、政治、経済、社会についての学問的知識を横断的にとらえ、アクチュアルな社会現象を理論的・思想的な側面と実証的・分析的な側面の両方から総合的に解明することを目的とする学問です。こうした相関社会科学の趣旨に沿う、独立した内容および結論を有している未発表の学術研究論文を投稿してください。」
  • URL:http://www.kiss.c.u-tokyo.ac.jp/previous/kssapplication.html



  • 雑誌:『社会システム研究』
  • 機関:立命館大学社会システム研究所
  • 投稿資格:「本学教授・准教授・講師・助教・ポストドクトラルフェロー・その他の研究者(大学院生、学外の研究者についても投稿可能です。)」
  • 投稿期限:「随時(締切:原則として刊行予定月の5ヶ月前まで。9月刊行掲載のものは4月末、3月刊行掲載のものは10月末までですが、柔軟に対応可能です。」
  • 分野:広く社会システムに関する領域
  • URL:http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/ssrc/result/memoirs.html



  • 雑誌:『サステイナビリティ研究』
  • 機関:法政大学サステイナビリティ研究所
  • 投稿資格:「特に、投稿論文の著者に関する条件は定めない。」
  • 投稿期限:9月30日
  • 分野:「投稿については特に分野の制限を設けないが、本誌が“サステイナビリティとは何かを考究する” という学術誌として、多様な人々に幅広く読まれることを想定した執筆を求める。」
  • URL:http://www.sustenaken.hosei.ac.jp/paper_submit/
→サステナビリティ研究所は閉所したそうです……。


  • 雑誌:『都市社会研究』
  • 機関:せたがや自治政策研究所
  • 投稿資格:「投稿の資格については、論文は修士課程在学中の者、あるいは、修士以上の学位を有する者とする。共同(グループ)による執筆は、代表者が前記の資格を満たしていれば投稿することができる。研究ノート及び活動報告については、資格を問わない。」
  • 投稿期限:2018年9月28日(金)
  • 分野:「社会学、行政学、財政学又は社会福祉、環境、教育、都市計画その他の都市政策研究もしくは自治体政策研究の観点から分析した都市社会の構築に関する考察とします。原稿20,000字以内。」
  • URL:http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/107/157/99999/15607/d00145482.html



  • 雑誌:『理論と方法』
  • 機関:数理社会学会
  • 投稿資格:「会員・非会員をとわず,いつでも投稿できる.」
  • 投稿期限:上記に従うなら「いつでも」。雑誌の刊行は年2回、3月と9月。
  • 分野:「(1)投稿資格に制限を設けず,非会員の投稿を歓迎する.(2)数理計量的な研究だけでなく広くさまざまなスタイルの研究を受け付ける.(3)明晰で論理的であることを重視する.とくに数理社会学一つの危険な悪弊である高踏すぎる数学表現をできるだけ回避する.(4)相互批判と論争を歓迎する.(5)審査制をとる.」
  • URL:http://www.jams-sociology.org/?page_id=50



  • 雑誌:『理論と動態』
  • 機関:社会理論・動態研究所
  • 投稿資格:「自由投稿論文は、研究所員だけでなく、研究所の目的に賛同する者であればだれでも投稿できるものとする。」
  • 投稿期限:毎年10月31日
  • 分野:「本誌では、問題意識/理論/実証を重視しています。」
  • 研究所の理念より「動態的理論は、問題意識(研究の意味)、理論(世界の説明)、実証(事実の証明)を必須の要件とする。研究が意味を喪失し、理論が矛盾を排除し、実証が瑣末に陥るとき、社会の理論は、人間の現実を見失う。野蛮と悲惨を合理化する。それに対して動態的理論は、意味と理論と事実に開かれた積極的理論である。」
  • URL:https://www.istdjapan.org/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97/%E7%A0%94%E7%A9%B6%E7%B4%80%E8%A6%81/



  • 雑誌:『新社会学研究』
  • 機関:新社会学研究編集同人事務局
  • 投稿資格:各号の公募特集の趣旨に沿う者なら誰でも
  • 投稿期限:エントリー締切が2018年11月11日、審査通過者の論文締切が2019年1月28日。
  • 分野:公募特集に依存する
  • URL:http://www.bigcosmic.com/board/s/board.cgi?id=JS2016&nspass=


【条件付き】

  • 雑誌:『データ分析の理論と応用』
  • 機関:日本分類学会
  • 投稿資格:「論文投稿者のうち少なくとも1名は,国際分類学会連合加盟のいずれかの分類学会の会員でなければならない.ただし,特集への投稿の場合,前記の論文投稿者についての条件を適用しない.」
  • 投稿期限:2018年7月末日
  • 分野:「論文内容は広くデータ分析に関連する実践的な応用,応用あるいは方法の開発において有益あるいは独創性のある論文とする.」
  • その他:「現在「データ分析の理論と応用」では,特集「社会データの収集・解析・活用と倫理」への投稿を募集しております. 詳しくは以下をご覧ください.」⇒特集号のため、非会員でも投稿可。
  • URL:http://bunrui.jp/journal.html